美容室で働いているとよく聞かれる質問でオススメの市販のシャンプーは何ですか?という質問をされます。
以前記事にも書かせて頂いたんですが、

ここで市販のシャンプーを勧めさせて頂いたんですがシャンプーは毎日、毎月新製品が出るしオススメされたものが必ずしも現在販売しているシャンプーでいいものかわからないと思います
実際はサロン専売品を勧めてはいますが市販でも十分良いものはあるので今回は
『成分表示にこの成分が入っていると良いシャンプー』
『成分表示にこの成分が入っていない方がシャンプー』
をわかりやすく解説していこうと思います
目次で分かりやすく成分が出ていますのでそれを参考にシャンプーを選ぶ際は成分表示を確認してみてください
成分表示に見方
例として、下記のようにシャンプーの裏面に記載されている成分表示を見たことがあると思います
水、ココイルメチルタウリンNa、ココアンホ酢酸Na、PPG-2コカミド、BG、ラウロイルメチルアラニンNa、クエン酸、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、加水分解ケラチン(羊毛)、ヘマチン、プラセンタエキス、PCA-Na、乳酸Na、センブリエキス、ボタンエキス、カンゾウ根エキス、オタネニンジン根エキス、 ゲットウ葉エキス、アカヤジオウ根エキス、ウンシュウミカン果皮エキス、イチョウ葉エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビワ葉エキス、ハマメリスエキス、セイヨウオトギリソウエキス、クララ根エキス、ヨーロッパシラカバ樹皮エキス、メリッサ葉エキスムクロジエキス、 イザヨイバラエキス、セージ葉エキス
例のシャンプーの主成分は水になっているのでその次のココイルメチルタウリンNa、ココアンホ酢酸Naなどが洗浄成分となっていますこの成分表示の上位がかなりシャンプーの質を左右するといっても過言ではないです
太字の成分までわかるようになるとより良いシャンプーを見つけやすくなります
まずは成分を見てみましょう
最高級洗浄成分
これが成分表示に多く含まれているものを探しましょう!!
- ラウロイル加水分解シルクNa
- ラウロイルシルクアミノ酸K
- ココイル加水分解コラーゲンK
- ココイルグルタミン酸二ナトリウム
- ラウラミドプロピルベタイン
- ココアンホ酢酸Na
- ラウレス-4酢酸Na
- ココイルアラニンTEA
- ココイルメチルタウリンNa
ラウロイル加水分解シルクNa
シルクに含まれるタンパク質フィブロインとヤシ油由来の洗浄剤です。非常に肌にマイルドであり、かつ泡立ちがしっかりしている他、シルクならではの非常に優れたコンディショニング効果が特徴のアニオン界面活性剤。とても高額な素材であるという特徴
ラウロイルシルクアミノ酸K
シルク原料由来の洗浄剤。ソフトで適度な洗浄性と、シルクならではの滑らかな仕上がり。クリーミーな泡質で泡立ちが良くなります。乾燥後は肌がつっぱらず、しっとりします
ココイル加水分解コラーゲンK
コラーゲン素材の洗浄剤です。大変高価でリッチな洗浄性。 あらゆる洗浄剤の中でもトップクラスのクオリティを付与します
ヤシ油脂肪酸とコラーゲンPPTの縮合物でアニオン界面活性剤です。しっとりした使用感と毛髪補修効果、保湿効果を残します
ココイルグルタミン酸2Na
アミノ酸型の洗浄剤の中でもとりわけエモリエントで、単体では泡立ちが非常に少ない。肌に非常にソフトで、高いコンディショニング作用があります。ベビーシャンプーやダメージヘア用シャンプーで頻出します。他の泡立ちを補助する界面活性剤との併用が必須
ラウラミドプロピルベタイン
優れた泡質、潤滑性
両性界面活性剤とは、製品のpHによって親水基がプラスやマイナスに帯電する、2つの特徴を併せ持つ界面活性剤です。要は、洗うこともリンスすることもできる界面活性剤、というような特徴を持ちます
ラウラミドプロピルベタインは主に他の陰イオン(アニオン)界面活性剤とミックスして増粘作用と泡持ちをよくするために使われます
ココアンホ酢酸Na
ヤシ油脂肪酸とベタインによる両性界面活性剤ということで、ある程度の脱脂力を持ちさっぱりした仕上がりが特徴です。この成分が配合されているシャンプーは軒並み低刺激処方系であることからわかるように、最も特徴といえる部分は肌や粘膜への刺激性が低いところ。
使用感の良さや比較的泡立ちが良いことなどから主洗浄剤として採用されることもあるほどですが、基本的には他の陰イオン界面活性剤の補助的な役割が最も多い成分
ラウレス-4酢酸Na
酸性石けんと呼ばれ、石けんに似た洗浄性を持つ。石けんと違い、酸性でも機能を失わない。刺激性が低く、さっぱりした洗い上がり
ココイルアラニンTEA
アミノ酸系アニオン界面活性剤です。コンディショニング効果を持ち、適度な洗浄性と安定した泡立ちが特徴。仕上がりはしっとり感やシルク系のさらりとした感触を残します
ココイルメチルタウリンNa
アミノ酸型洗浄剤の中でもバランスの良さはトップクラス。適度な洗浄性、泡立ちの安定性、低刺激、コンディショニング効果や、ベタつきの少なさなど、シャンプーとして使われる場面では優秀な使用感を提供する
多く含まれていない方がいい成分
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウリル硫酸Na
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
- ラウロイルサルコシンTEA
- ラウレス硫酸アンモニウム
ラウレス硫酸ナトリウム
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩。肌への浸透性はラウリル硫酸塩より低減しているが、洗浄力は同等に強い。泡立ちは最高級に強いが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすい。安価で作れる点が最も好まれているが、美容を考えたら歓迎できない成分である
ラウリル硫酸Na
分子量が小さく、浸透性が強い強洗浄剤です。金属表面処理剤、ダメージ毛の状態を再現するのにも使われる、いわば食器洗剤のように油分を徹底して脱脂するための洗浄剤です。そのため、肌や髪に必要な保湿因子や皮脂バリアを文字通り根こそぎ奪ってしまいます
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
なんといっても、食器汚れに負けない強い起泡性が特徴です。石鹸などとは真逆で、酸性域でも汚れがあっても活性を失いにくい洗浄剤です。価格が安価で大量生産系。非常に多くの製品に採用されています
ラウロイルサルコシンTEA
アミノ酸系洗浄剤の一種ですが、歯磨き粉に殺菌成分として配合されることが多い成分でもあります。つまり、アミノ酸系といいながら性格的にはきつめであり、脱脂力と殺菌性で通常の頭髪には必ずしも喜ばしい洗浄剤とはいえません
ラウレス硫酸アンモニウム
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム塩。肌への浸透性はラウリル硫酸塩より低減しているが、洗浄力は同等に強い。泡立ちは最高級に強いが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすい。安価で作れる点が最も好まれているが、美容を考えたら歓迎できない成分である
まとめ:成分は多く含まれているものが大事!!
今回いろいろ成分を調べてみた結果
成分表示が見れるようになれば無駄なシャンプーを買い、髪や頭皮に合わず捨てたりすることも無くなり経済的にもお得だと思います!
ぜひ自分の髪質に合ったシャンプーを見つけて見て下さい

